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コールセンターの教科書ブログ

間違いだらけのセンター運営チェックリスト――ビジネスプロセス編

12/13/2018

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AI、ボット、クラウドなど、テクノロジーの驚異的進化の真っただ中にあって、どうしても“新しいもの”にばかり目を奪われがちです。

コールセンターの管理者にとって、その優先順位が高いのは当然ですが、足元のオペレーションが脆弱なままでは迫りくる大きな変化の時代に勝利することはできません。
​
今こそ、旧態依然としたセンター運営から脱却し、「コールセンター・マネジメントの絶対基準(基本形)」にもとづく盤石な態勢を築いておくべきです。
​
そこで以下に、「間違いだらけのセンター運営チェックリスト――ビジネスプロセス編」を示します。
 
このリストは、「コールセンターの教科書プロジェクト」の武者昌彦さんの協力を得て、コールセンターのオペレーションの中核であるビジネスプロセスに関する、数社のセンター長による発言を集めたものです。
まさに“旧態依然”を象徴するようなセンター運営の“あるあるチェックリスト”と言い換えられる内容です。

  • トーク・スクリプトでエージェントにロボットのような応対をさせるから、顧客の不興を買って満足度が低下するのだ。
​
  • 顧客応対には例外処理が多く、いちいちマニュアル化していてはキリがないし意味がない
​
  • エージェントが自ら考える力を養い、臨機応変な応対ができるよう、トーク・スクリプトは全廃した

  • センター長やマネージャーたるもの、社内で最も商品知識の豊富な者が担うべきだ
​
  • ​仕事のルールやフローはスタッフのアタマの中にしっかりとインプットされているから、文書化していなくても問題ない
​
  • うちのスタッフは知識も経験も豊富で、手取り足取り指導しなくても自ら考えて良い仕事をしてくれているので、マニュアルに頼る必要を感じない
​
  • 仕事の手順を文書化しておく必要性は理解できるが、そのためには人手と時間が必要だ。マニュアルがなくても支障がない現状では、その分のリソースを顧客応対に充てて、サービスを向上させる方が得策だ
​
  • 些細なことにこだわって無駄な時間や労力をかけないで、頻度の高いものに絞って効率的に仕事をすべきだ
​
  • 新人研修は原理原則だけ教えて、あとは自分で考えさせることが大切だ
​
  • 何日もかけて手取り足取り教えるのでなく、子供ではないのだから1日も早く現場に出してカラダで覚えさせるべきだ
​
  • 当センターでは、業務に関する新規や変更の情報は朝礼で伝えることにしている
​
  • うちのセンターはシフトによりエージェントの出勤時間が異なるので、業務上の情報は必ず文書化し、チームごとの回覧で徹底している
​
  • 当社は毎日のように業務上の変更事項が発生するため、CRMシステム、イントラネット、メール、社内SNS、チャット、ウォールボードといった電子媒体を駆使して情報伝達の徹底を図っている
​
  • 当社は社員の自主性や自律性を奨励しており、コールセンターでも現場のスタッフ・レベルの作業については、いちいち上司の承認を得なくても各自が積極的に業務の改善を図ることができるようにしている
​
  • センター長の私が知らぬ間にオペレーションをどんどん進化させていく現場のスタッフを大変誇らしく思っている
​
  • うちではおもに3人のスーパーバイザーがマニュアル作成を担当しているが、それぞれの個性を尊重し、競い合って良い作品ができるよう、各自自由な様式で書いてもらっている
​
  • 当社では、マーケティングをはじめとする社内の各部署がコールセンターに影響のある活動をおこなう時は、必ず実施日の1週間前までに、活動内容だけでなくコールセンター用のQ&Aとトーク・スクリプトを作成して提出するよう求めている
​
  • マーケティングからの情報伝達が遅れたり、DMの発送を知らされないこともある。だからといってアグリーメントを交わすようなことは社内の信頼関係を損ねることにもなりかねず、いかがなものか
 
  • コールセンターの仕事の発生源はマーケティングや営業など他部署にあるから、それらの部署がもっとコールセンターのことを考えた業務をしてくれない限り、どんなに優れたマニュアルを作っても意味がない


いかがでしょうか。
 
もしひとつでも心当たりがあれば、今すぐにあなたのセンターの運営の見直しを始めてください。
 
いくつかの発言は、それ自体が問題とは言い切れないものもありますが、その背景や、発言にともなう行動も含めて考えていただくと良いでしょう。
 
それぞれの発言に関するソリューションや「基本形」については、『コールセンター・マネジメントの教科書』で確認いただくか、「コールセンターの業務設計講座~ビジネスプロセス・マネジメント編~」の受講をおすすめします。

関連記事: 「ジョブ・ディスクリプションで暗黙知依存体質から脱け出す」
 
​
熊澤伸宏(文/Vol.17)
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ジョブ・ディスクリプションで暗黙知依存体質から脱けだす

8/15/2018

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日本企業は、技術系の分野においては世界をリードするプロセスやノウハウを持ちながら、一般事務系オフィスワークにおいてはからきし弱いと言われます。
 
個人の暗黙知に頼り、集団で助け合いながら仕事をするという日本流のスタイルが、個人の役割や責任をあいまいにし、それによってムリ・ムラ・ムダや無責任体質を引き起こします。
​​その結果、時間当たりの労働生産性が、主要先進7カ国中37年連続で最下位(日本生産性本部)に甘んじるという不名誉な状況を招いているのです。

​この日本流のスタイルでコールセンターのオペレーションを運営しようとするから、上手くいかないのです。
 
コールセンターのオペレーションは、顧客とエージェントの1対1のコミュニケーションの集合体です。
つまり、仕事の最小単位である1つひとつのコンタクトは、1人ひとりのエージェントが他から明確に独立して仕事をしているため、そこに“集団”が介入する余地はありません。
 
また、個人の暗黙知に頼ることで、コールセンターの生命線である“一貫性”が損なわれ、次のような事態を招きます。

  • 仕事のやり方や顧客サービスが人によって異なる(バラバラ)
  • 知識や経験を共有できず、組織のノウハウとして継承できない
  • 組織のミッションや目的と現場の仕事が連動しない
  • 問題が発生しても原因を特定できず、本質的な改善ができない
  • 顧客にとって不公平なサービスとなり、それが不満に発展する
  • ムリ・ムラ・ムダによる品質や生産性の低下が業績の足を引っ張る

このような状態から抜け出すために真っ先におこなうべきなのが、仕事の可視化と標準化です。
 
可視化・標準化するのは、チームの仕事だけでなく、個人(注)の仕事についても必要です。
この、個人の仕事の役割や責任を明確にするのが「ジョブ・ディスクリプション」です。
 
ジョブ・ディスクリプションには、企業やセンターのミッションや目的を達成するために、各ポジションが果たすべき役割や責任が定義されています。
多くのスタッフが集う一方、1つひとつのコンタクトが独立しているコールセンターだからこそ、全員の意識と行動に一貫性を確保するために、ジョブ・ディスクリプションは必須のツールなのです。

さらに、ジョブ・ディスクリプションが存在することで、自分が担うポジションのあるべき姿と自分の現状とのギャップを具体的に知ることができ、それを埋めるためにスキルや能力の強化を図るなど、自己啓発のためのツールとしても機能します。
 
ジョブ・ディスクリプションは、コールセンターにとって“Nice-to-have”でなく“Must have”のツールなのです。

※ジョブ・ディスクリプションについては、『コールセンター・マネジメントの教科書』第2章(P.74~76)で、作成の仕方について詳しく説明しています。また、代表的な7つのポジションのジョブ・ディスクリプションのサンプルを掲載(P.556~564)しています。

注: 1人ひとりの“個人”のことではなく、正確には「エージェント」「スーパーバイザー」といったポジションのこと


 
 
熊澤 伸宏(文/Vol.8)

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改善によく効く2つのキーワード

7/1/2018

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コールセンターの管理者は、オペレーションの継続的な改善に手を抜いてはいけません。

多くの管理者が取り組む改善は、問題の発生がきっかけであることがほとんどですが、それで満足していては進歩がありません。
発生した問題の再発防止は、負の状況を原点に戻しただけであり、現状維持に過ぎないからです。

それ以上の付加価値を得る場合もありますが、問題が発生していなければ、それを得る機会はなかったかもしれません。

コールセンターにおける改善とは、後手に回った対処(いわゆるモグラたたき)ではなく、昨日より今日、今日より明日のオペレーションが良くなるよう常に先手を打つ取り組みのことです。

平穏無事な時に「うまくいっている」と安心するのでなく、「どこかに改善ネタはないか」と常に目を光らせ、改善の手を決して緩めないことが大切です。


欧米企業では、「Continuous Improvement」(継続的改善)が、マネジメント手法として確立されており、コールセンターのビジネスプランや管理者のジョブ・ディスクリプション、業績目標などに必ず明記されます。
​
それに比べると、国内企業の意識は少々低いような印象がありますが、読者の皆さんはいかがでしょうか。


しかし、どんなに意識を高く持っていても、それだけで“改善ネタ”が簡単に見つかるわけではありません。
改善活動をおこなうには一定の「視点」を持つことが必要であり、ここではそれに有効な2つの「視点」を紹介します。

​ひとつが 「Avoidable Input」(アボイダブル・インプット)であり、もうひとつが 「Nice-to-Have」(ナイス・トゥ・ハブ)です。

「Avoidable Input」という言葉は、初めて耳にするかたがほとんどでしょう。直訳すれば「避けられる入力」となりますが、これでは何のことかわかりませんね。

ここでいう「入力」とは、仕事の発生を意味し、具体的には、コール、プロセス、エラー、苦情・・・などをあてはめるとわかりやすいでしょう。
​

発生した問題の“モグラたたき”をするのでなく、問題の“元を断つ”、そもそも問題が発生しないように考えるのが「Avoidable Input」です。
「Nice-to-Have」は、「あれば良いもの」、言い換えれば「なくても構わないもの」のことで、「物理的なもの」(念のために保存している資料など)と「行為」(万が一の場合の2重、3重のチェックなど)のふたつの要素があります。

コールセンターに限らず、一般的なビジネス用語としてご存知の方も多いのではないでしょうか。

「Avoidable Input」と「Nice-to-Have」が、コールセンターの改善によく効くというのは、“モグラたたき”や“なくても構わない過剰な作業”が、オペレーションの現場に多く見られる“悪いクセ”であるためです。

「細部にこだわる」というコールセンターの特性が行き過ぎることによって、この2つが現れやすくなるのです。

したがって、このふたつの視点を持って現場のオペレーションに目を凝らすと、いくつもの“改善ネタ”を容易に見つけることができます。

両者には“連係プレイ”も見られます。
​

例えば、年に一度のエラーのために毎日コールの全件をチェックするという行き過ぎた作業(Nice-to-Have)は、エラーの発生を前提としています。この行き過ぎた作業をなくすためには、そもそもエラーが発生しないよう、エラーの元を断つ(Avoidable Input)方が高い効果を得られます。

​既存の業務を点検する時にも、新しい仕事を始める時にも、常に「Avoidable Input」と「Nice-to-Have」の視点で見る“クセ”をつけることで、無意識のうちに「継続的な改善」を実践できるのです。

「Avoidable Input」と「Nice-to-Have」については、『コールセンター・マネジメントの教科書』 第4章(P.223~224)でも説明しています。


熊澤 伸宏(文/Vol. 4)

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それでも「基本」は変わらない

6/25/2018

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2018年5月30日、『コールセンター・マネジメントの教科書』を発刊しました。
​

624ページにおよぶこの本に一貫して書かれているのは「基本」です。

私たちは、「基本」という言葉を日常生活のあらゆる場面でごく普通に使いますが、そこには大まかに2つの意味合いがあるように思います。

ひとつは「最も重要なもの」、もうひとつは「初歩的なもの」というニュアンスです。
類語辞典を検索してみると、「起点」「本質」「核心」「真髄」「最重要」といった前者に近い言葉と、「入門」「初級」「初歩」「イロハのイ」といった後者に近い言葉が混在しています。
 
コールセンターのマネジメントの場面においてはどうでしょう。

​筆者の経験からは、圧倒的に後者の意味合いで使われることが多いように思います。

それが最も如実に表れているのが、トレーニング(教育・研修)の分野でしょう。
​
ほとんどの場合、「基本」と名がつくトレーニングは、新人など経験の浅いスタッフを対象としています。
​コールセンター業務の経験がない新任の管理者が受講することはあっても、センター長やマネージャーと呼ばれるポジションの人たちが、「基本」のトレーニングを受けることは極めてまれです。

​では、そんなセンター長やマネジャーの人たちには、「基本」がしっかりと身に付いているのでしょうか。

以下は、いずれもコールセンター・マネジメントの「キホンのキ」を理解していない事例ばかりです。
これをお読みのセンター管理者の皆さん、ダイジョーブですよね?
​
  • ​1 時間あたり500コール、平均処理時間(AHT)が300秒の場合に必要なエージェント数は、次のように算出しています(小数点以下切り捨て)。
    ① 応答率の目標を90%、稼働率の目標を85%とする
    ② 500コール × 90%=450コール・・・・・・応答すべきコール数
    ③ (450コール × 300秒) ÷3,600秒=37人・・・・・・フル稼働の場合のエージェント数
    ④ 37 ÷ 85%=43人・・・・・・稼働率を考慮に入れたエージェント数
  • 5年間の中期計画における最大の戦略目標はカスタマー・エクスペリエンスの向上であり、最も重視するKPIは応答率90%以上です。
  • エージェントの稼働率を最大限に高めることで一本でも多くのコールに応答し、サービスレベルの向上と放棄率の縮減に取り組んでいます。
  • トーク・スクリプトでエージェントにロボットのような応対をさせるから、顧客の不興を買って満足度が低下するのです。そもそも顧客応対には例外処理が多く、マニュアル化しても意味がありません。エージェントが自ら考える力を養い、臨機応変な応対ができるよう、トーク・スクリプトは全廃しました。
  • センター長に求められる最も重要な資質は、商品知識の豊富さです。わが社では伝統的に、社内で最も豊富な商品知識を持つベテラン社員がセンター長に任命されます。
  • 経営貢献は、組織の一員としての最も重要な使命です。そのためには、コールセンターもプロフィット・センターであるべきです。
  • 私たちはエージェントの働き方改革の一環として、休憩室を拡張し、アメニティーを重視した先進的なデザインのスペースに改装します。また、オペレーション・フロアでは可動式パーティションによるホット・デスクを導入して、コール数の激しい変化に柔軟に対応することで、応答率と顧客経験の最大化を図ります。
  • AIなどのテクノロジーの進化によって、これまでのマネジメント手法はすべて時代遅れとなります。人材難の時代でもあり、もはやヒトに関する積極的な投資や施策は意味がないと考えます。

いかがでしょう。「基本」を理解している人なら、これらすべてがナンセンスであることをおわかりのはずです。
もしこれらに違和感を感じなければ、あなたのセンターは、顧客、エージェント、企業のいずれにとっても、ハッピーな存在ではないかもしれません。
「基本」の理解や徹底が十分でないことは、正常なセンター運営の妨げとなるからです。
センター・マネジメントにおける「基本」は、決して「初歩的なもの」として軽んずべきものではなく、「最も重要なもの」であることに気付いてください。

確かに時代は大きく変化しています。しかし、時代がどれだけ大きく変化しようと、環境がどれだけ異なろうと、マネジメントの「基本」は普遍であり不変です。
「新しいやり方」は「基本」の上に追加されていくものであることを忘れないでください。
 
そんな「基本」の重要性について、来たる7月11日、国内屈指のセンター長経験者4名が語ります。
ご興味のあるかたはこちらへ。
 

熊澤 伸宏(文/Vol. 1)

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